タイ北部チェンマイにある、孤児のためのホーム「バーンロムサイ」を支援するブランド banromsai(バーンロムサイ)のポップアップショップが山形にやってきます。チェンマイの縫製場で丁寧につくられた少数民族の古布をリメイクした小物類や、天然染めのウェアの他、とんがりビルのクリエイターとコラボレートしたチャリティーアイテムを展示・販売いたします。収益はホームの運営に充てられます。みなさまのご来場、お待ちしております。
開廊時間:11:30-18:00(月曜休/入場無料)
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バーンロムサイは、1999年、HIVに母子感染した孤児たちの生活施設として、タイ北部のチェンマイに設立されました。「孤児院」というより「大きな家族の住む家」という方針のもと、18歳までの29名が生活しています。開設から3年の間に10人の子どもたちがエイズを発症し命を落としましたが、抗HIV薬を飲むことにより、全員元気に成長できるようになりました。現在はHIV/エイズによる孤児たちと、さまざまな事情で行き場を失った子どもたちが、バーンロムサイ(=タイ語で「ガジュマルの木の下の家」の意味)でともに暮らしています。
バーンロムサイでは、寄付だけに頼らない自立した運営を目指して、衣類と雑貨のオリジナルブランド「banromsai」、映画『プール』(大森美香監督/2009年)のロケ地として知られるコテージリゾート「hoshihana village」、そして「オーガニックファーム」の衣食住で事業を展開しています。
2001年に敷地内の植物を使った草木染めからはじまったものづくりでは、製品化のための縫製場を設け、洗練されたデザインと丁寧な縫製、しっかりとした商品管理を心がけ、チェンマイと鎌倉にある直営店と、ネットストアで販売しています。「気に入ったものをお買い上げいただく」ことが、バーンロムサイの子どもたちの暮らしと命を支えるだけでなく、縫製場で働く少数民族出身の女性やHIV感染者の支援につながる仕組みになっています。
http://www.banromsai.jp/
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ホームの子どもたちの創造力を育てることで、自立への道筋をつくるプログラム「+art」に取り組んでいるバーンロムサイでは、今年からチェンマイのhoshihana villageを拠点に、アーティストによる滞在制作プロジェクトを新たにスタートさせます。キュレーションを担当する宮本氏と、バーンロムサイジャパン代表・名取美穂氏が、プロジェクトの展望とアート/アーティストによる社会貢献とその可能性について語り合います。(入場無料/申込不要)
名取美穂(なとり・みほ)……バーンロムサイジャパン代表。1969年東京生まれ。ドイツの大学でコミュニケーションデザインを学んだ後、デザイナーとして広告代理店で働く。93年に帰国し、スイスのファブリックメーカー日本支社のマーケティング部に勤務後、96年フリーのデザイナーとして独立。飲料や化粧品などのパッケージデザイン、グラフィックを手がけながら、バーンロムサイでプロダクトやゲストハウスなど各種デザインを担当。2011年からNPO法人・バーンロムサイジャパン代表として日本での活動に従事。
宮本武典(みやもと・たけのり)……キュレーター。東北芸術工科大学美術館大学センター准教授・主任学芸員。1974年奈良県奈良市生まれ。武蔵野美術大学大学院修了後すぐに渡タイし、1999年〜2003年の4年間、首都バンコクにある泰日協会学校(バンコク日本人学校)で美術教育に携わった経験を持つ。2014年に絵本作家・荒井良二と「みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ」を創設、同芸術祭プログラムディレクター。2016年より東根市文化複合施設「まなびあテラス」芸術アドバイザー。KUGURUキュレーター。
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とんがりビルの食堂「nitaki」が、hoshihana villageのレシピブック『ホシハナヴィレッジのおいしいタイ料理』(主婦の友社)とコラボレート。山形食材でつくったタイ料理が、期間限定でメニューに加わります。どうぞお楽しみに。
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会場:KUGURU
〒990-0042 山形県山形市七日町2丁目7-23 とんがりビル1階
企画:宮本武典+akaoni
協力:川村亘平斎、菅原葵、東北芸術工科大学
問合せ:株式会社マルアール
TEL 023-679-5433
MAIL info@tongari-bldg.com
※専用駐車場はございません。近隣の有料駐車場などをご利用いただきますようお願いいたします。
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