東北芸術工科大学の「市プロジェクト」は、人口減少が進む地方都市で、ものづくり中心の暮らしを成り立たせていくための新しいつくり方・売り方・つながる場を、ゲストクリエイターと地元のつくり手がともに考え、実践していくアートマネジメント人材育成プログラムです。(市プロジェクトWEBサイト)
本展では、荒井良二さん(アーティスト・絵本作家)が監修する連続ワークショップに参加した8組の家族が、架空の少女「ヨーナ」とともに、立体絵本のような一軒の土産店をひらきます。
12:00~19:00/休廊は2/13[火]/入場無料
会場:とんがりビル KUGURU(1F)
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山に住むヨーナ。
山に生まれ、山に育ち、山に暮らす。
荷車にしつらえたような 小さな小さなお店で
おみやげを並べ、お茶を出す。
峠にあるヨーナの店。
ヨーナはまだ 山から出たことがありません。
どこにも行ったことが ないのですが
それよりも なによりも
ヨーナは山が 大好きです。
でも、ほかの世界のことを誰よりも知りたがっているのは
ヨーナなんです
(『山のヨーナ』制作ノートより)
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アーティストプロフィール
Photo by Kohei Shikama
荒井良二(あらい・りょうじ)……アーティスト・絵本作家。1956年山形県生まれ。1990年に処女作『MELODY』を発表以来、数々の絵本、挿画を手掛ける。2005年には児童文学賞の最高峰アストリッド・リンドグレーン記念文学賞を受賞、日本を代表する絵本作家として国内外で活躍。絵本『あさになったので まどをあけますよ』で2012年に第59回産経児童出版文化賞大賞を受賞。2010年と2012年に郷里の山形市で個展「荒井良二の山形じゃあにぃ」を開催。「みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ」芸術監督
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荒井良二とつくる「山のヨーナの店」
日時:2月10日[土]13:30〜16:30(見学自由)
『山のヨーナ』とは、荒井良二さんが現在構想中の絵本で、山の少女「ヨーナ」が営む土産店を舞台に、街の人と山の人が交流する物語。公開ワークショップでは荒井さんと子どもたちが展示室ぜんたいに『山のヨーナ』の世界を表現していきます。
「山のヨーナ」ワークショップ参加者……小板橋基希、小板橋千夏、小板橋杏子、小板橋一太、後藤ノブ、後藤美雪、後藤奏、後藤ののは、月本久美子、月本寿彦、月本多穂、山川雄大、山川千夏、山川愛華、山川絢未、鈴木敏志、鈴木凜、西村隆彦、遠藤綾、西村ゆろ、西村かや、小関司、小関文恵、小関春、宮本武典、宮本由実、宮本結子、宮本桔和、荒井良二、荒井奈穂、荒井リモ
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座談会「東北芸術工科大学が考える地域とアートの展望」
日時:2月10日[土]
11:00〜12:30/申込不要 (※11:30〜12:30と記載していましたが誤りでした)
会場:とんがりビル KUGURU
荒井良二氏が芸術監督を務める「みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ2018」(本年9月開催)の開催テーマとメインビジュアルを発表するとともに、美術大学を拠点にアートとデザインが地域社会に果たせる役割とその可能性について語り合います。
登壇:荒井良二(山形ビエンナーレ芸術監督)
根岸吉太郎(映画監督/理事長兼学長)
中山ダイスケ(アーティスト/デザイン工学部長)
三瀬夏之介(日本画家/芸術工学研究科長)
宮本武典(山形ビエンナーレプログラムディレクター)
展覧会「山フーズの〈ゆらぎのレシピ〉」
会場:とんがりビルSUANA(3F)& nitaki(1F)
「山フーズ」小桧山聡子さんが、最上郡真室川町の伝承野菜農家「森の家」を拠点に、豊かな自然とともに生きる人々の食をめぐる生命の現場を取材して制作したインスタレーションを展示します。
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〈市プロジェクト〉活動報告
「市プロジェクト・ウィークエンド」第3期
荒井良二と8組の家族による展覧会『山のヨーナ』
会期:2018年2月8日[木]→18日[日]12:00~19:00
(入場無料/休廊=2/13[火])
主催:東北芸術工科大学
助成:平成29年度文化庁 大学を活用した文化芸術推進事業(市プロジェクト2017)
コーディネート:宮本武典(東北芸術工科大学准教授・主任学芸員)
協力:株式会社マルアール/ハチ蜜の森キャンドル/平清水焼七右エ門窯/梅木修一・梅木直美(蔵王系こけし)/spoken words project/荒達宏/穂積繊維工業株式会社/平澤はるな/神谷咲/小野寺宥紀/中村綾絵
会場:山形県山形市七日町二丁目7番23号 とんがりビル
アクセス:山形駅からバスで七日町バス停まで約10分、バス停から徒歩で約4分。駐車場はありません。周囲の有料駐車場をご利用ください。
お問い合わせ:山形ビエンナーレ事務局(東北芸術工科大学地域連携推進課)
〒990-9530 山形県山形市上桜田3-4-5
TEL. 023-627-2091(担当=鈴木・樋口)
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